タテ・ヨコ・ナナメ

はたらくことについてタテ・ヨコ・ナナメの切り口で語ってみます

日々の暮らしの中に企業の存在を意識する

今回は学生向けのエントリーです。

日頃リクルートスーツに身を包んだ学生をよく見かけるようになりました。
駅前、不安そうな面持ちでプリントアウトした地図をひっくり返して
目的のビルを探している女子大生の姿に、ふと萌えている自分がいたりします(照)

それはさておき、就活。
就職人気ランキングが発表され、そんなの茶番だと訳知り顔の社会人が突っ撥ね、
でも何だかんだで学生は応募企業の参考にしたりするわけです。
私もまぁ、あれって茶番よね、と思います。

学生の人気の集まりやすい企業というのは、得てして「知ってる企業」です。
学生が知ってる企業というのは、

  • 消費者向けビジネス(BtoC)を行っている企業
  • 大手の中でも特に大手な企業

のいずれかでしょう。
法人向けの業務を行っている(BtoB)企業などは、
消費者からは見えづらい存在であるため、人気は集まりづらいです。
財務が優良で、シェアも高く、安定的な企業はBtoB系にこそ多いのにね。

企業研究はできれば就活モードに入る前から、少しずつ意識した方が良いです。
就活モードだとどうしても余計なことを考え、客観的に判断しづらいですから。

お薦めしたいのは、
日々の暮らしの中に企業の存在を意識することです。

例えばスーパー。
売り場には企業のヒントがたくさんあります。

食品メーカーは比較的分かりやすいと思いますが、
例えば肉類や惣菜類、あるいは卵に使われるプラスチック容器。
飲料に使われるペットボトル。
そもそも食品が陳列されている棚。
キャッシュレジスター。
レジ袋。
最近は食品棚に小さなディスプレイが設置され、
デジタルサイネージ電子看板)なんかも一般的になってきました。
店内照明もLED化が進んでいたり、
店の外に目を向ければ大きな看板が建物に貼ってあったりします。
巨大な業務用冷蔵庫もありますね。
我々のよく知る白物家電メーカーではなさそうです。

…てな具合に、食品・飲料メーカー以外の企業も多々関わっています。
もちろん、スーパーそのものの運営企業もありますね。

こんな具合に日々のちょっとした生活の中からも、少し視点を変え、
視野を広げるだけで無数の企業が関わっていることが分かります。

私たちの生活は多くの企業によって支えられている
ということを理解し、意識するだけでいくらでも企業を知る
きっかけを掴むことができます。

是非、日頃から意識してみてください。